ライントレースのプログラム開発を楽しむためのアイテム
プログラムは思った通りに動かず、書いた通りに動く!
たとえ半完成品であっても、自分がプログラムしたロボットカーが健気にコース上を動く様を見ると、可愛くなってきます。どうやったら早く滑らかにそして正確にトレースできるか工夫を凝らすのも、また楽しです。
ライントレースのコース
「ライントレース+コース+作成」でググると、小Rや鋭角なカーブ、スラロームにジグザグコース、マーカー認識や車線変更など、巷では様々なお題がチャレンジされている様子がうかがえます。
僕もホームセンターで大きめの白のプラ板を購入し、黒テープでコースを作成しています。テープは普通のビニールテープより、ちょっとお高いですが厚みが 0.1mm 程度の ハーネステープ が柔らかくカーブが作り易くお勧めです。
またマルツオンラインで購入できる マイコンレーサーコースセット も価格が税込¥664 とお手頃です。
ただ細長い段ボールに卒業証書みたいに綺麗に丸められて届くので、平たく伸ばすのにちょっと苦労します。僕は「丸まった紙を伸ばす方法」の検索結果を参考にしました。
硬く絞った雑巾(湿らせ過ぎると皺になるので注意!)で紙の裏を軽くなぞり、上から段ボールで抑えて伸ばすのが効果的!
ラップタイマー
前の記事 で紹介しましたが、Must アイテムでしょう!僕はほぼ既製品で作りましたが、LED や フォトトランジスタで回路を組んだり、カメラと画像処理を駆使したりと、楽しみ方も色々あると思います。
ライントレースのプログラム開発を楽しむためのアイテムhttps://t.co/7nq74B7GzK pic.twitter.com/Cyq1cVRSXF
— Kingsman (@EmbeddedKiddie) March 17, 2024
プログラム開発のお供
あると便利なグッズを紹介します。
ミニコース
ちゃんとラインを検出できるかを机上でテストするため、プラスチック段ボールの端材で作りました。特に開発の初期段階で活躍しました。
黒字に白ラインの方ですが、黒画用紙だと意外に反射率が高く、いくつか試した中で最終的に厚さ 1mm のゴムシートに落ち着きました。
写真にしてお披露目すると、雑な作りがよく分かっちゃいますネ。
スイッチ付き USB ケーブル
プログラムを書き込む仕掛けに ISP(In-System Programming、Arduino の ブートローダー書き込みにも使わている )というのがあり、ビュートローバーARM の場合、リセットスイッチを押しながら USB ケーブルを接続すると FAT12 のファイルシステムとして認識されます。
で、開発中には何度も USB ケーブルを抜き差しすることになるわけですが、この スイッチ付き USB ケーブル があれば抜き差しが不要になるという、とっても便利なシロモノです。
中には充電用に電源系しか結線されていない商品もあるので、必ずデータ線が結線されているものを選んでください。
デバッガ
printf()
でデバッグする仕組み は出来たのですが、やっぱりソースコードデバッグがしたい!ということで現在調査中です。
CMSIS-DAP(Cortex Microcontroller Software Interface Standard - Debug Access Port) をサポートしているデバッガなら OK だと思うのですが…。分かったら報告するので楽しみにていて下さい!
→ 以下に書きました!
その他
車輪にエンコーダーを付けたり、Bluetooth 通信を載せてみたり、やってみたいことはまだまだあるので、これからが楽しみです!