電子工作初心者の僕が買い揃えた14+αのアイテム
普段、仕事でハンダゴテなど握る機会はほとんどなく、ハードが苦手な僕が電子工作を始めるにあたり影響を受けたのが、次の YouTube 動画です。ハンダ付けのイロハを教えてくれます。
で、何事も道具から入ってしまう私が買い揃えたモノたちを紹介します。笑ってやってください (^,^;)
1点だけ秋月電子、あとは全て Amazon で購入しました。アフィリエイトしてないので著作権の関係上 Amazon の画像が使えず、ほとんどが自前の写真です。疲れました…
1. ハンダゴテ
ハンダの融点は、鉛入りが約 183℃、鉛フリーが約 217℃で、くっつける対象との間に合金層が形成されるのが約 250℃とのことで、熱が対象を通して逃げるのを考慮するとコテ先はそれぞれ 330℃、350℃が適温だそう。
で、デジタル表示のカッコ良い goot の 「PX-280」を入手(購入時 5,806円)。数万円するステーション型にも迫る機能を持つ。
- 電源投入後、約30秒で350℃に到達
- コテ先の空焼き防止(コテ台に置くとスリープ、持ち上げれば即解除)
- 標準でC型(丸棒を斜めにカットした形状)のコテ先、ついでにK型(ナイフ形状)のコテ先 「PX-28RT-3K」 も同時購入(購入時 1,032円)。
2. コテ台
コテ台も同じく goot の「ST27」(購入時 2,911円)。セラミックヒーターはんだごて専用とのこと。
コテ先が汚れたら金属製のタワシでワシワシと拭う。水を染み込ませたスポンジでサッと一拭きしたら、すぐにコテ先にハンダを溶かしつけて酸化を防止する癖をつけているところ。
3. ハンダ付け補助スタンド
“クリップ・サポ” という名前の goot の ハンダ付け補助スタンド(購入時 1550円)。Amazon に寄せられている評価コメント通り、少し力を加えると関節部が耐えきれずに曲がってしまいました。
ネジを強く締めても抑えの板がたわむだけ(拡大写真)。強度の問題というより構造上の問題と思われる。強力接着剤で固定し、なんとか使える状態に さらに関節の球状部分を 4mm 〜 5mm のOリングで挟み込んだところ、しっかり使えるように。
4. ハンダ吸引器
優れた工具を作っている ENGINEER の「SS-02」(購入時 1,991円)という製品。
アルミ製で、カッコ良いだけじゃなく、よく見かける水色のプラスチック製とは一線を画す吸い取り性能に驚いた。
ポイントは吸い取り口の耐熱性シリコンチューブ。対象とコテ先にピッタリと密着可。替えのシリコンチューブ付き。片手ではピストンを押し込みづらい。
5. マイクロニッパー
同じく ENGINEER の「NS-04」(購入時 1,859円)という製品。ラジオペンチとワイヤーストリッパーは持っていたので、これだけ購入。刃の先端まで噛み合わせがよく、切れ味は抜群。握りも軽くバネで開くので使い心地が良い。
6. ピンセット
ホーザンのピン先が 1.2mm の「P-892」(購入時 1,345円)というステンレス製ピンセット。 基板上のジャンパー線を扱う時に必須。正直ここまで高価なピンセットはどうかと思ったが… もう一回り細い 0.6mm の方が細かい作業に向いているかもしれない。
7. ヒートクリップ
goot(グット)の ヒートクリップ(購入時 244円)。
転ばぬ先の杖。「物事が始まる前から余計な準備に手間や時間を費やすのは無駄である」という意味もあるという…
8. フラックス、9. フラックスクリーナー
フラックス、いわゆるヤニは、それがないと「はんだ付けはできないといっても過言ではない」とのこと。ただし電子工作レベルでクリーナーは不要だったかもしれない。何事も経験。
コテ当て → 温度上昇とともにハンダが溶けてフラックスが活性化 → 金属皮膜ができる化学反応を想像しながらハンダ付けができれば一人前かも。
ホーザン(HOZAN) H-722 (購入時 327円)、サンハヤト フラックスクリーナー FL-L15 (購入時 610円)
10. ハンダ吸取線
ハンダ吸引器にそれほど期待していなかったので「FR150-88」(購入時 485円)も購入。HAKKO の製品ページ にフラックスとの合わせ技が紹介されていて、こちらもよく吸い取れる。
よく配線を間違えるので、これも必需品。
11. コテ先ポリッシャー
電子工作を始めるにあたり、いろいろ調べてコテ先の重要性を改めて認識。HAKKO の「FS100-01」を購入(購入時 498円)。
コテ先は酸化を防ぐため常にハンダで覆っておくのが鉄則だが、酸化してしまったらコレ。
12. スズメッキ線
ユニバーサル基板の裏面配線用に スズメッキ線(購入時 186円)を購入。0.5〜0.6mm ぐらいが使い易い。
13. ポリウレタン銅線
ポリウレタン銅線(UEW線)はニクロム線の一種。同じくユニバーサル基板の裏面用に2種ポリウレタン銅線(購入時 220円)を秋月電子で購入。
2種 UEW(E種)の耐熱は 120℃。380℃ で被覆が解けるため、サンドペーパーで被覆を剥がさなくてもハンダ付けができるという(情報元:マルツオンライン)。まだ未使用。0.4mm を購入したが、もう一回り太い方が使いやすそう。
14. ジャンプワイヤ
こちらは主にユニバーサル基板の表面用。ブレッドボード用は購入してあったが、失敗も含めて短いジャンパ線をよく使うのでサンハヤトの「SKS-100」(購入時 856円)を別途購入。
デジタルマルチメータ
イチケンさんの「【価格差20倍】高級テスター(6万)と激安テスター(0.3万)の違いを検証」で紹介されていた「激安」の方。
激安とは言え、測定可能項目は高級機にも劣らず、静電容量や熱電対での測温も可能、ただし反応は鈍め。指摘されていた裏側スタンドが出し難い件は、蝶番の根本部分を指で押せば難なく開く。
オシロスコープ
70MHz、2ch 仕様の RIGOL DHO802。NISA で多少儲けが出たので、思い切って購入。今のところ 2ch 以上必要なシーンには遭遇してないが、資金に余裕があり所有欲を満たすなら 100MHz、4ch 仕様の DHO814 が良いかも。